事業内容や歴史、製品、ちょっとした豆知識などなど。
大陽日酸について、数字を用いて紹介します。
5つの事業展開
大陽日酸は「The Gas Professionals=産業ガスのプロ集団」として、酸素や窒素、水素など、さまざまなガスをつくっています。また、産業ガスを中心に、エレクトロニクス、プラント・エンジニアリング、メディカル、イノベーションと幅広く事業を展開しています。これからも枠にとらわれない独自の発想と高い技術力で、人々の生活を見えないところから支えていきます。
1世紀を超える歴史
大陽日酸は1910年に創業しました。以来100年以上にわたり、先進的な空気分離技術の開発に取り組み、多種多様な形態で高品質なガスを安定供給しています。
創業者の一人山口武彦氏が、当時の日本銀行副総裁、高橋是清氏(後の内閣総理大臣)に「酸素事業を始めたいが、私一人では資金が足りない」と相談しました。「原料は空気だ」との説明に高橋氏は関心を示し、ほかの日銀役員とともに出資を決め、大陽日酸の前身である「日本酸素合資会社」が設立されました。
多岐にわたる製品群
大陽日酸がつくる製品は100種類以上にのぼります。産業ガスからエレクトロニクス、エネルギーにいたるまで、さまざまな分野で多様な製品をつくっています。また大陽日酸は「産業ガスの会社」であると同時に、「プラントエンジニアリングの会社」という顔も持っています。世界トップレベルの技術を有し、国内外から高い信頼を得ています。
アルゴンは無色・無味・無臭のガスで、空気中にわずか約0.93%しか含まれていません。ギリシャ語だと「怠け者」。その名の通りほかの元素と化合しない、化学的に極めて不活性な性質を持っています。その特性を利用して、半導体や鉄鋼分野で広く活躍しています。
原料費はタダ!
「三大ガス」と呼ばれる酸素、窒素、アルゴン。いずれも大陽日酸の主力製品です。大気中に含まれており、空気液化分離装置という製造プラントによって分離され、つくられます。もうお気づきかもしれませんが、原料は私たちが吸ったり吐いたりしている空気。つまり、原材料は「タダ」なのです。
グローバルな事業展開
大陽日酸は日本酸素ホールディングスグループに属しており、ホールディングス全体の関係会社数は306社です。国内事業をメインとしながら、アジアやヨーロッパにも協力・支援を行っています。こうした幅広いネットワークも大陽日酸の強みです。