SESSION
社員座談会



「みんなちがって、みんないい」。そんな言葉があるけれど、大陽日酸も同じ。キャリア採用に力を入れている昨今の大陽日酸において、今まで以上にさまざまなバックグラウンドを持つ人たちが、それぞれの個性を発揮しています。あんな人や、こんな人。いろいろな道を歩んできた社員が、となり同士で語り合う。
S.I.
株式会社千葉サンソセンター 総務部 総務課
2019年 入社
高専 物質工学科 卒
高専 物質工学科 卒
T.S.
イノベーションユニット
イノベーション事業部 事業開発営業部 2019年 入社
経済学研究科 経済学専攻 修了
イノベーション事業部 事業開発営業部 2019年 入社
経済学研究科 経済学専攻 修了
M.Ko
技術開発ユニット山梨ソリューションセンター
ガス利用技術部 加工技術課 2020年 入社
生産科学研究科 物質工学専攻 修了
ガス利用技術部 加工技術課 2020年 入社
生産科学研究科 物質工学専攻 修了
T.Ka
関西支社 電子機材営業部 電子機材営業課
2021年 入社
法学部 法律学科 卒
法学部 法律学科 卒




幅広い業務に携わることで、
可能性を広げたかった
可能性を広げたかった
――今回はキャリア入社をされた皆さんに集まっていただきました。皆さん、前職ではどのようなお仕事を経て、転職をされたのでしょうか?

新卒で化学メーカーに入社し、4年ほどバルクケミカル製品の営業をしていました。担当していた商材は主に合成ゴムで、お客様はタイヤメーカーが中心です。ただ、担当製品は半世紀以上前に上市されたもので、お客様との取引もずっと長く続いていました。良く言えば安定しているんですが、課題解決や新規提案の機会はほとんどなくて。

同じ製品を同じお客様に販売し続ければ、仕事も同じことの繰り返しになってしまいますよね。

はい。今後のキャリアを考えると、お客様のニーズを発掘して、新たな価値を提案できるようになっておきたい。幅広い業界に仕事を通じて関わりたいと思い、転職活動を始めました。

私も化学メーカー出身です。石油から樹脂を製造する工場で、総務として働いていました。

ひょっとしたら同じ会社かもしれないですね。

すれ違っていたのかも(笑)。私の場合は、妻の実家の自営業が廃業しそうになってしまい、会社を辞めて手伝うことにしたんですが……半年も経たないうちに危機を回避したので、じゃあ、どうしようかなと。

元の会社には戻れない……ですよね?

退職していますからね。そこで、せっかくなら前職を生かせる仕事ができたらと、化学業界の総務職で転職先を探しました。
――KaさんとIさんが大陽日酸を選んだ決め手は、何だったのでしょうか?

もともと化学メーカーに入ったきっかけが「いろんな業界に関わりたい」でした。まさに産業ガスは幅広い業界を支えていますし、製品として競合他社と差異を出しづらい性質も営業しがいがあると思いました。いかにお客様の課題を見出して、魅力的な提案をするかが大事になりますから。

お客様に提案できるようになるには、新しく覚えることもたくさんあったんじゃないですか?

製品知識が必要になるので、最初は大変でしたね。でも入社してすぐに上司が1カ月ほどの現場研修を設定してくれて、職場の皆さんにも気さくに相談に乗ってもらったので日々前向きに働けました。今は半導体メーカーや電子部品メーカー向けに営業活動をしています。

私は「産業ガス国内1位」「世界シェア5位」という数字に惹かれて大陽日酸を選びました。総務に限らず幅広く業務を担当したかったので、それほどの規模のメーカーなら業務も多岐にわたるだろうと思ったんです。

今は、総務以外にはどんなお仕事をされてるんですか?

経理や人事も一部担当していますし、地域渉外にも携わっています。地域渉外では、30社近い近隣企業の総務課や、地域住民の方と密にコミュニケーションを図っています。町内会でお祭りのお手伝いをすることもあります。

そんなお仕事もされてるんですね! お祭り当日は何をするんですか?

出店で焼きそばを出したりしています。地域の方のご理解があってこそ会社が成り立つので、こうしたお付き合いも大切です。もともと人と触れ合うのが好きなので、今の仕事にはとてもやりがいを感じますね。




新たなステージに立つことで
見えてきたもの
見えてきたもの
――SさんとKoさんは、前職ではどのようなお仕事をされていたんでしょうか?

プラントやミキサーなどを扱う産業機器メーカーで、海外現地法人の管理や日常業務のサポートに携わっていました。中国語が母国語ということもあり、中国に駐在する社員の営業や品質管理のサポートをメインで担当していました。中国に出張が多くて、仕事は面白かったんですが、もっと大きな舞台でどんどん多岐にわたる仕事にチャレンジしようと転職活動を始めました。

それで産業ガス業界に?

実は大陽日酸を選んだのは、友人の影響が大きいです。その子は同じ中国出身で、大陽日酸の社員でもあります。

じゃあ、お友達から大陽日酸のことをいろいろ聞いたんですか?

はい。女性としても外国人としても働きやすいし、人財育成や福利厚生も充実していると聞きました。それをきっかけに大陽日酸のことを詳しく調べて、グローバルに事業を展開していることも知って。ここなら自分の経験を生かせそうだと思い、大陽日酸に決めました。

私は皆さんとちょっと違っていて、もともと技術系の派遣社員として大陽日酸で働いていました。山梨事業所に来て1年ほど経ったとき、「正社員になりませんか」と声をかけられまして。

そうだったんですね。もともと正社員になりたいという気持ちはあったんですか?

正直、そこまで意識はしていなくて。ただ、派遣社員は業務範囲が契約で決まっていて、「この分析をもう少し深めたい」と思ってもできなかったんです。せっかくなら全部自分でやりたいな、と思っていたところにオファーをいただいたので、チャレンジすることにしました。社風や人柄はもう知っているので、安心できたのも大きかったですね。
――SさんとKoさんは、今どのようなお仕事をされているのでしょうか?

私が所属するイノベーションユニットは、金属3Dプリンターや化合物半導体といった「ガス以外の次世代商材」をはじめ、M&Aやオープンイノベーションを通じた新規事業に取り組んでいます。

まさに、希望されていたグローバルな仕事ですね。

そうですね。最先端の事業にも携われているので、常に刺激を受けています。これから海外に行くことも増えそうなので、もっと英語力を磨かないと……と思っているところです。

私の所属部署では金属加工を扱っていて、私はその中でも熱処理を担当しています。大きな炉で金属を加工するとき、窒素など大量のガスを使うんですね。炉を導入されているお客様から困りごとや要望を聞き、アドバイスをしたり、実際に山梨事業所の設備で実験・検証をしたりして、課題解決や営業サポートにつなげています。

お客様の役に立てるのは、やっぱり嬉しいことですよね。

派遣時代に比べて責任が大きくなった分、お客様の役に立てた実感はやはり大きいですね。手を動かすことが好きなので、自分の裁量で実験ができることにもやりがいを感じています。




もっと知識や経験を深めて、
長く働き続けたい
長く働き続けたい
――他社を経験したからこそ感じる、大陽日酸の特徴について教えてください。

職場の風通しはすごく良いと思います。課長も部長もフランクに相談に乗ってくれるし、「こういうことがしたいんです」とアイデアを持っていくと、まずはちゃんと聞いてくれる。チャレンジを後押しする文化を感じます。

分かります。山梨事業所でも、部署の垣根を越えて相談に乗ってくれますね。代わりにこちらも、他部署から熱処理について相談されたら親身に話を聞きますし。そもそも、おしゃべりが好きな人が多いのかも。

イノベーションユニットにも「若手交流会」があって、若手が出し合ったアイデアを役員が聞いてくれる機会があります。後進を育成する意識がすごく高い気がしますね。私の上司も、キャリアアップにつながるセミナーを紹介してくれたり、社内のグローバル研修を薦めてくれたりしました。

以前先輩の営業について行ったとき、自社の製品ではお客様の要望に応えられなかったので、他社製品を提案していました。前職では考えられないことで、衝撃でしたね。お客様の要望に応えることが最優先にあるから、営業としても信頼されるのだと思いました。
――最後に、皆さんのこれからの目標について教えてください。

今は総務・経理・人事など幅広い業務に携わっているので、それぞれの業務をさらに深めていきたいですね。前職では製造分野にも携わっていたので、現場と総務、双方で活躍できるようになりたいと思っています。

現在の部署に異動してからまだ日が浅く、まだまだ経験が足りないと感じています。会計知識や英語力、コミュニケーション力をさらに磨いて、いずれは海外パートナー管理の第一人者として会社に貢献できればと考えています。

私も、今携わっている熱処理分野の知識・経験をもっと深めて、営業からも頼られる存在になれたらと思っています。この先ライフステージが変化しても、この会社で長く働き続けたいです。

前職と比べて幅広い商材を扱うようになり、転職の動機でもあったお客様のニーズを掘り下げた提案ができるようになりました。自分ならではの強みを生かして、お客様と信頼関係を築けた実感もあります。これからも前例にとらわれず、提案活動に力を注げたらと思います。


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