大陽日酸
RECRUITING INFORMATION
SESSION
社員座談会

ビジネスは簡単じゃない。難しいことばかりだ。それでも前に進めるのは、日々の中にかけがえのないやりがいがあるから。大陽日酸の最前線に立つ社員たちに、仕事について聞いてみた。

S.M.
中部支社 電子機材営業部 電子機材営業二課 2012年 入社
経済学部 経済学科 卒
E.F.
基盤事業支援ユニット 国際マーケティング部
国際マーケティング課
2017年 入社
経済学部 グローバル経済・環境コース 卒
A.S.
関東支社 松本支店 2018年 入社
政治経済学部 経済学科 卒
大陽日酸は、とにかく「人」
――本日はよろしくお願いします。まずは大陽日酸を志望した理由を教えてください。
就職活動をはじめた当初は大陽日酸のことを知りませんでした。知ったきっかけは、合同説明会です。大陽日酸のブースがたまたま空いていて、何となく座ってみました。話を聞いてみると良い会社だと感じました。
どんなところに良さを感じたんですか?
今思えば、採用担当の人たちの雰囲気の良さに惹かれたんだと思うけど、最終的に入社を決めたのは正直なところ直感だったかな。当時はマスコミも志望していて、テレビ局や新聞社からも内定をもらっていたけど、大陽日酸を選んだのは、直感で「ここしかない!」と思えたから。最終面接でそのことを話したときは、面接官も大きくうなずいていたなあ。
Mさんもマスコミ志望だったんですね。私も大学時代、スポーツに関わりたいと思って新聞サークルに入っていたので、マスコミを意識していました。そんな中、大陽日酸と仕事をしたことのある人から「いい会社だから受けてみたら」と言われて。エントリーシートを送ったところ、気がつけば就職していました。
(笑)。どういうこと?
正直これだという決め手があったわけではなくて、選考中に出会った方々、一緒に受けている学生の人柄や雰囲気が良かったこともあり、この会社なら気持ち良く働けそうだと思えたんです。
Fさんは、どうして大陽日酸だったの?
採用ウェブサイトに「産業ガスは産業の血液」と書かれていて興味を持ちました。もともと化学業界を志望していたんですが、その理由がいろいろな産業、会社と取引があって面白そうだと感じていたから。だから「産業の血液」であれば、幅広い会社とつながりができて楽しそうだと思ったんです。でも正直に言うと、大陽日酸は第二志望でした。
なるほど。どうして最終的に大陽日酸に?
選考が進むにつれて本命になりました。社員の人柄に惹かれましたね。今思えば、産業ガスは商材による差別化が難しいので、お客様に提供できる付加価値の部分で“人”が占める割合が大きい。だからか、選考中に出会った方々も説明の仕方がとても分かりやすく、親身に学生の話を聞いてくれる方ばかりでした。面接官同士のちょっとした会話から社員同士の仲の良さも感じられて、いつの間にかこの会社で働きたいと思うようになっていました。
多くの人を巻き込んで、お客様の要望に応える
――仕事内容について教えてください。
長野県全域のお客様に対して、営業活動を行っています。半導体系や食品関係、自動車部品メーカー、医療機関などお客様の業種はさまざま。販売店と協力しながら産業ガスや設備工事・アプリケーションを提案して、案件化を目指します。ただ、先ほどFさんも話していたように、メイン商材である産業ガスは差別化が図りづらい。ラインナップやブランドに細かな違いはありますが、ベースは他社と同じなので。だから、どのような付加価値を付けることができるのか、どうすれば大陽日酸を選んでいただけるのか、いろいろ考えながら取り組むところに面白さを感じています。
具体的にどういうものを付加価値として提供しているんですか?
細かなところはお客様の要望によって違いますが、基本的には対応の丁寧さとスピード感を心がけています。そのために、お客様の課題をしっかり聞くことを大事にしていますね。課題が明確に分かっていれば、正確かつ迅速に対応できるので。
丁寧で迅速な対応を続けることで、案件が転がり込んでくることがありますからね。
その結果、お客様の事業の発展に貢献できたときはモチベーションが上がりますよね。Mさんは、今どんな業務を担当しているんですか?
私の今やっている仕事は、大陽日酸の中でも特殊な営業スタイルですね。担当は1社のみ。お客様の要望に応じて海外からガスの手配を行ったり、機器工事を差配したりというのが仕事です。
ガスの手配というのは?
私の担当するお客様へは国内で製造したガスだけでなく、海外からもガスを調達・販売しています。海外から調達する際、輸送時の遅延やミスコミュニケーション等で予定通り調達できないことがあります。その場合、ガスの安定供給が実現できず、お客様の操業に影響を与えてしまう恐れがあります。私には幸いにも信頼できる仲間がたくさんいて、お客様にガスを届けるまで、すべてチームプレーで安定供給を実現しています。
ものすごく大きな規模感のお客様なんですよね。プレッシャーも不安も大きそうですね。どんなことを意識して取り組んでいるんですか?
もちろん、不安なことばかりだよ。でも不安なことを野放しにしていると、後になって大きなミスにつながることもある。日頃から意識しているのは、不安な要素を全て洗い出して、ちゃんと理解することかな。自分が何を不安と感じているのかが分かれば、案外やるべきことが冷静に分かり、行動しやすくなり、スムーズな進行につながると考えています。
なるほど。どんな部分がやりがいですか?
お客様や社内の人たちと信頼関係を築けることだね。この仕事は営業担当だけ頑張ってもモノは売れない。工場や製造、品質管理、物流、設備の施工会社など多くの人を巻き込んで、物事を一つひとつクリアしていくもの。もちろん大変なことも多いけど、そのプロセスがとても面白いと思っています。前の部署のときだけど、Fさんとも一回仕事をしたよね。あのときも面白かったなあ。
はい。私が入社して間もない頃でしたね。Mさんが担当しているお客様を紹介してもらいました。
うん。そのお客様はベトナムの現地工場でガス設備工事ができる会社を探していて、それを聞いてすぐにFさんに連絡した。
それを私が大陽日酸の現地法人につないで案件化、お客様からも設備とガスのご発注いただけました。このように、私が所属している国際マーケティング課は、海外進出や海外拠点への追加投資を検討しているお客様に対して、現地法人と連携しながら営業活動を行っています。具体的には国内のお客様企業の担当者と面談し、ガス需要と使用条件を確認。情報を持って現地法人と提案内容をつくりながら、お客様に提案内容を説明するなど、日本国内はもちろん海外でもお客様がガスの提案できるように調整します。
あきらめなければ、道はひらける
――最後に、今までで最も印象深いエピソードを教えてください。
入社1年目、初めて一人で対応した海外設備のメンテナンス対応が忘れられません。通常だと自社設備を納入することが多いのですが、そのお客様の設備は他社製でした。社内にその設備に精通した人がいなくて、一から自分で調べる必要がありました。しかも、お客様からはコストダウンの依頼もあって……。膨大な数の部品一つひとつについて、耐用年数や取り換えが必要となる条件など設備メーカーに問い合わせながら確認し、先輩からアドバイスをもらいながら部品の交換周期表を作成しました。
入社1年目にそういう案件をやり遂げるのは大変だっただろうね。
最初は自分にできるのか不安でした。でも、最後までやり遂げてお客様にも喜んでもらえたことが今の自信につながっています。
私は1本の電話からはじまった案件が印象深いです。ある分析機器メーカーの方からの電話に、たまたま私が対応しました。顧客企業から産業ガスについての要望があったようで、その相談でした。ただ、その顧客企業は関東支社の担当エリアではなかったため、当社の別な支社へ話をつなぎました。そして最終的には分析機器メーカーと協業して、ガスを販売する新しいチャネルをつくることができました。担当エリアではないからと断るのではなく、いったん引き取って検討することでビジネスが広がっていくこともあると学んだ経験でした。
私は入社4年目から大手半導体メーカーのお客様を担当したことです。それまでは管理職レベルの社員が担当していたお客様で、非常に厳しいことも知っていたため、最初はびくびくしていました。それまで取り扱ったことのないガスや設備・工事が多かったことも不安に拍車をかけていたように思います。
わあ、それは難しそう。
分からないことを調べるのはもちろん、技術や工事会社の人たちを巻き込みながらお客様からの要望に必死に応えました。しばらくすると、ちょっとは役に立つ人間だと認めてくれたのか、いろいろ相談を受けるように。厳しいお客様を若いうちに担当できたことで仕事の進め方を学べたと思っています。
今は自分の裁量でいろんな仕事を担当できているのも、その経験があったからなんでしょうね。
そうかもしれない。若手のキャパシティや能力をしっかり見た上での判断だと思うけど、大陽日酸は年齢や立場関係なく、チャンスを与えてくれる会社だと思うな。これからもいろんな経験を通じて成長していきたいですね。
PAGETOP