

2020年 入社/工学部 化学生命工学科 卒

学生時代はアルバイトと研究に打ち込みました。アルバイトは居酒屋でホールを担当。仕事を通して幅広い年代の方々と接することができたのは良い経験でした。「明るく元気に」をモットーに、ホールを駆け回っていたのが懐かしいです。大学3年の後半からは研究室に入り、セルロースに関する研究を行っていました。うまくいかないことがあった際は、原因分析、改善案検討、そして実行を粘り強く繰り返しました。粘り強く物事に取り組む姿勢は社会人になった今も生きていると思っています。
合同企業説明会で初めて大陽日酸のことを知り、身近な分野で社会に幅広く貢献する産業ガスに魅力を感じました。入社を決意した理由は、アットホームな雰囲気に惹かれたからです。座談会や面接時など、社員の方と触れ合う機会も多く、明るく温かい雰囲気に魅力を感じました。実際の面接も圧迫感がなく、自然な会話の中で自分のことを話せました。入社してみても周りの人に恵まれており、就職活動を通じて自分が感じたことは間違っていなかったと思っています。

私が所属する生産・物流ユニットは、ガスの生産・調達・供給を一貫して運用し、「安心・安全・安定・安価」な産業ガスビジネスの実現を目指しています。私は関西地区の供給を担っており、液化ガスをお客様に届けています。具体的にはお客様から電話やWebで注文を受け、運輸会社への配送指示を行います。生産工場や運輸会社、他部署の社員など、多岐にわたる関係者との連携が必須のため、日々細やかなコミュニケーションを取ることを大事にしています。
物流においては、常に順調に物事が進むわけではなく天候や交通事情などに左右されます。ときには急なトラブルが発生して厳しい配車調整を迫られることもあります。その際は別の地区担当が一同に集まって解決案を出し合い、チームプレーで対応しています。大変な分、調整をやり遂げられたときは、チームに貢献できた達成感があります。またお客様から感謝のお言葉をいただけることもあるのですが、そのときは苦労がすべて吹き飛ぶくらい嬉しいですね。

お客様の設備の大型修理に伴う、夜間の配車調整を行ったことが印象的です。修理の際は事前にスケジュールを組み、昼夜問わず1日に数十台のタンクローリー車を配送します。しかし、そのときは急に使用量が増加し、予定しているタンクローリー車の台数では足りなくなってしまいました。それでも営業担当や上司、運輸会社の協力があり、何とか車両を手配することができました。トラブルが起きてしまった際に、連携して迅速にガスを届けることができるのは大陽日酸の強みだと思います。
関西以外の地区の配送も経験したいです。同じ製品の配送でも、地域によって天候やお客様の立地条件、車両の配置など条件が大きく異なります。これらの知識は、一朝一夕に身につくものではありません。大陽日酸としてはホワイト物流を推進していますが、深刻化するドライバー不足に対応するために効率的な配送の実現が課題となっています。将来的にはさまざまな地区を経験することにより、さらに配車スキルを磨き、物流のエキスパートになりたいと考えています。


2002年 入社